今、なぜ「哲学教育」・・・注目の哲学教育
東洋大学京北中学高等学校の「哲学教育」は今、注目に値する。東洋大学の設立者の井上円了が哲学者ということもあって、「哲学教育」は何らあっても不思議ではない。 しかし、「グローバル化」、「国際化」、「理化学重視」、「高大連携」など声高に叫ばれている昨今、なぜ今、時間のかかる「哲学」か?
疑問に思った方もいるはず。 その学校のホームページに曰く、「いわゆる「哲学史」の学習ではなく、生徒自身が問いを立て、対話し、論じること、いわば生徒自身が哲学者となって思索を深める学習」をすることで、「わからないことを増やす」ことが哲学するということ」だと確認し、そして「学校全体が「哲学する空間」となる」ということだそうだ。
その「哲学教育」への評価は、新校舎に移転したばかりで定まっていないが、前記した、標語でわかる教育改革で前へ前へと進んでいる学校が多い中、この「時間に竿を指す」「哲学教育」は教育界に一石を投じるのは必至の状況だ。
京北中学高等学校の進学説明会では、同校の3人の生徒が前に出て生の声を聴かせてくれた。東日本震災の被害地「大槌町」に出かけて、そして「哲学」したことが、生徒達の生の声で語られた。まだ始まったばかりなので、大人をうならせるような深い意見はなかったが、今後に期待したい。是非、「受験」を「哲学」して欲しいものだ。
最近のアンケートから
夏休み明け、小中学生にアンケートを行った。
「あなたが今一番疑問に思っていることはなんですか」
この質問に対する答えは、日本人児童生徒の場合、一番が「どうして学校へ行かなければならないのか?」、2番目は「どうして勉強しなければならないのか?」だった。
この結果からわかることは、日本の小中学生は、今、閉塞状況にあるということ。つまり、自分の置かれている状況を好ましいとは考えず、何をして良いかわからない、と戸惑っているということだ。
これに対して、アメリカにある国連のある機関が行った意識調査の中で、同じような質問をアメリカの児童生徒に行ったものがある。 この結果では、アメリカ人の児童生徒の場合、一番は、日本人と同様に、「どうして学校へ行かなければならないのか」だった。 しかし、2番目が、「自分は将来どんな仕事につくのか?」だった。
これは、日本人、アメリカ人双方とも、自分たちが毎日学校へ登校するという現状に疑問を持っているということを示している。 だが、2番目の質問の答えで意見が分かれる。 わが日本人の諸君の場合、再度、自分が現在置かれている受身の生活学習環境に疑問を呈する。 「勉強しなさい!」「テレビを見ないでまず宿題をしなさい!」「もう塾へ行く時間でしょう!」「早くおふろへ入って寝なさい!」と言われ過ぎてきているからだ。
一方、アメリカ人の場合、さすがプラグマチズムの国、児童生徒は自分の「将来の姿」を注視し、良い意味では、夢を追いかけている、ということになる。 自分に合った職業はなんだろう? 社会生活に前向きで、積極的にかかわろうとする児童生徒がいる、ということだ。 個性を引き出しそして引き伸ばす西洋の教育の真骨頂がそこには見受けられる。
日本の児童生徒の現状
わが日本の児童生徒諸君の場合をもっと詳しく見てみよう。 「なぜ学校?」「なぜ勉強?」自分の置かれた現在の境遇・環境にこだわって、前向きに考えない鬱屈状態にいる。 しかし、真実だろうか。 私は、逆に、こんな日本人の児童生徒だからこそ期待できる、と思っている。 確かに、日本の児童生徒諸君は、自分が今置かれている現状に疑問を持ちにっちもさっちもいかない、そんな悲観的な状況にいる。 しかし、大跳躍の前には助走がつきもの。 今、彼らは助走している、と考えられる。 この世の中、これまで大人たちは、「人」に「社会」に「役に立つこと」をするように奨励してきた。 しかし、この「役に立つこと」という標語の陰には、必ず「経済効率」という企業の論理があったことを忘れてはならない。 自分の意思とは関係なく、知らず知らず企業の論理に身を任せ自分を見失った大人が大量に輩出されて来た現実は、有識者が述べるとおりであり、今の大人が反省すべきことなのだ。
かの昆虫学者ファーブルが子供の頃、昆虫の観察に夢中になっていたとき世間は彼の事をなんと言ったか。 かのエジソンが子供の頃、劣等生だったとき、世間は後年、彼が発明王になるなどとは誰が考えたであろうか。 役立たず、将来が思いやられる、世間はそのように言ってはばからなかった。
この二人の例を引くまでもなく、役に立たない人が後年、社会の宝となった例は、枚挙にいとまがない。
日本の児童生徒に期待しようーーー大人たちは反省を・・・
私は、このような意味で、今の日本の生徒達に期待すべきだと思っている。 子供たちを信頼し、子供たちを思いやる心を持ちたい。 最近、「日本の若者にはもう期待しておりません」「日本の若者にまかせることはできません」と言う発言が、有識者の間からも聞こえてくる。 しかし、醸成し、発酵し、豊穣な味をかもし出すまでには時間がかかるということを考えよう。 大人は、子供に我慢、我慢と言う前に、自分自身が我慢しなければ成らない事を知ろうではないか。 特に仕事社会の大人たちは。 甘やかしてきた自分を反省すべきだ。
フレンドシップ進学グループは、生徒一人ひとりの心と探究心を大きく育てることが使命だと考えています
高1全員カナダ、Alberta州の高校で6か月留学!

授業は、はるかに、科学実験や機械工作など実践が多い。だから、飽きない。

授業の空いている時間を利用して「体つくり」。高校2年から急に大きくなる。

古い文様。カナダでは原住民の方を first people と言います。各高校の英語も first people 用の英語の授業もあります。
この見出しを見て驚く人はもういないだろう。 国際化、グロ-バル化は当たり前になった。各高校は国際化、グローバル化に大きく動いているのだ。
では、趣旨は分かったが、何のためのカナダ留学か? この東京都の高校では一週間10時間の英語の授業が組まれている。 その英語力を実践で試すのが目的だ。 単に、英語をNative people in English languageから学ぶのではなく、「英語で」科目の授業を受けそして地元の生徒と同じカリキュラムで勉強し、必要なら、学期末に、州の公式テストも受ける。地元の高校生と全く変わらないカリキュラムで勉強するのだ。
帰国後は皆、英検準一級を目指す。英検準一級はTOEFL-iBTに換算すると75点ぐらい。ゆうに、上智大学や早稲田大学の国際教養学部の受験資格が得られる。だから、高校卒業後、進路の選択が増える。 中には、留学の六か月を過ぎてもカナダに留まる生徒もいるとのこと。 そして、最近では、日本の高校を辞めて留学生活を卒業まで続け、そして地元現地の大学に入学する猛者もいるとのこと。 高校プログラムのグローバル化は当たり前、IB(International Baccalaureate) プログラムへの関心も一部日本人に強く、かなりの高校ではIBプログラムの認定に動き出している。 文科省が認定する SGH
Super Global High Schoolになるには、このIBプログラムが必須となるようだ。
世界最新の教育事情:IB、AL,ICT
- IC端末は当たり前
M君の話。 M君は小学6年からフレンドシップへ通ってきていた。 だから、中学受験をし、目標の都内の私立中高一貫校に入学した。 引き続きフレンドシップに通い、そして今年、私立の医学部受験に臨んだ。 数学の論理力、英語の長文読解力を鍛え、見事合格! でも、一番の勝因は、M君の、あの読書力(国語の力)だったと思える。 本人は当たり前だが、それ以上に医師になることを願っていたご両親が泣いて喜んだ。 今、大学の寮から、心を新たにしてキャンパスに通い始めた。 医学部の階段教室のあのホルマリンや消毒薬の臭いにもなんとか慣れたとのこと。
フレンドシップの特長は、皆、中学受験から高校受験そして大学受験まで在籍していること。なぜ? フレンドシップは、受験に関する豊富な知識と先を見通せるスタッフがいるから。それだけじゃない。 他の塾にはまねのできないことがある。 それは、海外の教育機関と親密に交流しているということ。その為、文字通り、世界の最先端の教育事情とその情報に精通し、そして、一部それを実践していることだ。 グローバル化、授業のICT化, アクテイブラーニング、IBプログラム、イマ-ジョン授業、聴いたことがあると思う。でもこれは海外では当たり前。 真新しいことではない。
又、フレンドシップには海外の高校や大学の先生が直接やってくる。 これまで、カナダからの先生とフレンドシップの教室で面接をして留学が決まった生徒もいた。フレンドシップには、最新のホットな国際情報がある。
一度、フレンドシップを尋ねるといい。 フレンドシップの良さを感じることが出来るよ。 一つだけ注意。 居心地が良いかどうかは、一回の訪問ではわからない。 しかし、君が自分の将来を真剣に考えているなら、フレンドシップほど適切な塾はない。
そして、授業も体験をしよう。 君の目と耳と感覚でフレンドシップを感じよう。 今年、大学に入学してからも尋ねてくる生徒がいる。K君だ。 E判定からの合格だったので、嬉しさもひとしおだった。 君もそうなって欲しい。
今、英語が熱い!

テキサス州立大学卒、 コスーレク講師。American Accent とUK accentの双方OK.

熱い志を抱いて大西洋を渡ったコロンブス。君も、熱い志を持て!

授業に熱が入り、ついついベルの音も聞こえない。早く終わって!!

赤いポルシェで通勤。数学・理科にも明るい。宿題が多すぎる!
なぜ今、英語が熱いのか? その理由は、大学受験でも高校受験でも、英語は受験の試験科目から外れようとしているからだ。 試験科目から外れるのになぜ英語か? 試験科目から外れるといっても、英語力が検査されないということではない。英語力は、外部テスト、すなわち、TOEFL,IELTS,英検などのスコアによって検査されるということだ。
つまり、2020年から、英語力は外部テストでの評価に任せるということになる。今は、この「外部テストに任せる」への移行期間。では、どのようにして英語力をアップグレードすればよいのだろうか。その対策はあるのだろうか。 簡単にできる。 英語の4技能を高めるだけ。 Listening, Speaking, Writing, Readingの四つだ。では、具体的にどうすれば? フレンドシップの門をたたけばよい。 フレンドシップは、英語のアップグレードをする専門機関なのだから。
ところで、フレンドシップの宣伝はこれくらいにして、この「英語力強化」のためのユニークな対策をしている高校を紹介しよう。埼玉県の高校だが、その取り組み方が面白い。この高校の入学試験の方法にそれは端的に表れている。 一目瞭然、「傾斜配点」なのだ。
つまり、極端に英語に特化した入試の学力試験なのだ。 英語300点、国語・数学で300点 の合計600点で争われる。
国語と数学の得点の割合は、国語200点数学100点か、国語100点、数学200点のどちらか。 このように、入試の学区力評価の半分は英語だ。これは、「大学入試は事実上、英語の試験だ」と言い切る学校長の言葉に裏打ちされている。 いずれ英語は科目ではなくなる。 英語はできて当たり前。 英語を学ぶことはなくなる、その代り「英語で学ぶ」時代になるのだ。