留学ー一年留学は魅力があるか―国際部の現状

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「中高一貫校で一年間留学、帰国して日本の大学を受験」に魅力はあるか?


こんなうたい文句で、「国際部」の看板の下、中高生徒を募集する一貫校が増えた。

「高校三年間のうち一年間を海外の高校で過ごし、英語力を付けて帰国、そして日本の大学を受験」

一見すると、この世をあげて「国際化」の時代だから、すごく魅力的である。 教育関係筋も、「国際化」の方向での教育改革に舵をきっていることは誰でもわかる。

「とびたて留学JAPAN」「スーパー・グローバル・ハイスクールSGH認定校」「アクテイヴ・ラーニング化」」、どれもこの方向のもので、どの中高一貫校もその線で指導している。


留学している生徒達の心境は?

さて、現状はどうだろうか。現状とは、「一年間の留学を終えた高校の生徒達の」現状ということである。おとなしく帰国し、そして日本のその自分の高校の指導の下、日本の大学受験に取り組んでいるのだろうか。 実際は、一年間の留学が終了しても、その国に居残って高校卒業まで滞在するのが事実のようだ。 今年の春、フレンドシップは、海外の高校視察・見学を予定したので、良い機会なのでこのことを日本からの留学生に直接訊いてみた。 筆者が訪問したのは、オーストラリアのQueensland州とカナダのBritish Columbia州の高校で、そこに留学している日本人生徒に直接訊いてみたのだ。

事実、「大半が卒業までいる」との意向だった。これには驚いた。

「でも、でもあなたの高校に誓約書を書いて出しているのでしょう。 帰国するって。」

「親が何とかしてくれるので、大丈夫ですよ」こんな答えが返ってきた。


情報仕入れも国際的。なぜ、どのようにして、留学継続を選ぶのか?

ちょっと知って欲しいのだが、これらの日本人留学生はどのようにして自分の近未来の情報を手に入れているか。 それは、マレーシア、シンガポール、インドネシア、ドイツなど、実に様々な国の生徒が留学してきてそこにいるわけだが、彼らから必要な情報を仕入れるのだ。情報を「国際的に」仕入れるわけだ。 あの「失われた10年」を経験した日本の情報は陳腐だし最新ではない。彼らの情報こそがアップデイトだ!と悟るのである。 そして、今までの日本の自分の生活を振り返り、反省し、そして、魅力のない日本での高校生活にうんざりし、最後に、「帰国しない、卒業までここにいる」を選択する。 これは、筆者が恣意的に述べているのではなく、実際の話なのだ。

彼らは、実に、日本の中高一貫校の「思惑とその政策」を越えて、しっかりと自分なりに「対策」し、そして、帰国せず、留学を継続することを選択した。

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これが現実 - 実際は、中高校の思惑を超えて進んでいる。

これが事実なので、もし高校卒業まで海外に滞在するのなら、日本の中高一貫校が薦める「一年間留学」ではなく「卒業まで」するのなら、いっそのこと、日本の高校に入学するのをやめて、最初から留学した方が賢明ではないのだろうか? 確かに、最初から留学というと、なにか勇気がいるものである。 しかし、そう決断することが今、必要だ。このような、日本に住んでいる誰でもが感じていることなのだが、将来への希望を描けないこの現状の世の中では、なかなか新しいことを始めるには勇気がいるものだ。でも、その勇気を奮って、新しい選択をしてこそ勝利を勝ち得ることが出来るはずだ。


日本の中高一貫校で「国際部」の看板をはずしところも出ている。 最初、「国際部」は良かった。

生徒も大分、集まった。 しかし、留学した生徒の大半が、戻ってこなかったのである。

だから、「国際部」の看板を外さざるを得なくなった。生徒が日本に戻って大学受験をするという前提で組んだプログラムなのだから、生徒が戻ってこないでは「えらいこと」になったのだ。


フレンドシップからの提言

フレンドシップは、この現状から、中学生から、あるいは高校一年からの留学を強くすすめたい。

国は、カナダ、ニュージーランド、アメリカ合衆国、オーストラリア、イギリス。どの国の高校でも、卒業すれば、大学申し込み資格を取得する。その資格を持って、どの国の大学も受験することが出来る。

これがまさしく「国際化」ではないだろうか。

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