英語力―留学―帰国生入試―帰国生入試の指標

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Ⅰ.まず英語

TOEFLのスコアを基準に考えるならiBT 100(CBT)以上あれば、超難関大学と言われる大学レベルは狙える位置にいる。iBT 80以上あれば準難関大学が狙える位置、英語圏からの帰国生でiBT 60を切っている場合は、対策を考えなくてはならない。

 

一般に帰国生入試では、各大学・学部の受験者が少ないこともあり、偏差値的な物差しは通用しない。強いて挙げれば、高校での学業成績(Canadaの場合、成績の中に州テストの結果も含まれる。科目は国語(英語)、数学、理科、社会)・統一模試(アメリカ合衆国の場合、SAT Scholastic  Assessment Testがよく知られている)や英語資格試験の点数が、書類審査での目安に使われる。

 

統一試験のスコアや現地校の成績を重視する大学としては、慶應義塾大学などがあげられる。又、東京大学などの国立大学では、募集要項には、統一試験の提出は「必須」ではなく、「望ましい」と書かれている。 一次審査の書類審査の際には、当然、これらの試験のスコアや成績が重視される。

 

尚、ここ数年では帰国生入試の他、英語力以外にも海外で得た貴重な体験をアピールし、志望理由書で明確な志望理由を提出&面接で合格を勝ち得るAO入試制度も充実、拡大しつつある、だから、以前の帰国生入試に限定せず、幅広い受験方法で大学入試を合格する帰国生も増した。

 

 

. 現地校の成績UP

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現地校の学習で注意したい事は、ESLで英語を学習しているとしたら早くこのESLから抜け出し、English 10,11,12 という正規の英語科目を履修すること。科目履修については、スクールカウンセラーのアドバイスに従う必要がある。

 

英語についての注意事項:

 

アメリカやカナダの高校では、海外からの生徒に、簡単には、現地の生徒が履修している英語のコースを薦めていない。海外の生徒用の英語と地元の生徒用の英語とにはっきりと区別している学区が多いから。 だから、通常、Grade 12 (高校3年生)のとき、カウンセラーは、English 12 のかわりにCommunication 12 とか Composition 12 を勧めるかもしれない。 その時はスクールカウンセラーに尋ねよう。 「この英語の科目で4年生大学 4 year university の入学申し込みはできますか?」。 「できない。 2年制の大学となる、ただし、一般教用の科目と一緒に ELL  English Language Learning の科目 も並行して履修することになる」とスクールカウンセラーが答える時は要注意。 なぜなら、帰国生入試でCommunication 12 や Composition 12を認めない大学が日本にあるから。 私立では慶應義塾大学、それに何校か国立大学でも認めていない。 このEnglish 12 と Communication 12/Composition 12との違いはいろいろとある。 レベルが違うこともそうだが、その履修する内容にかなりの違いがあるから。 一言で言えば、English 12 はレベルが高く、現地の生徒用ということ。 それで、慶応大学や一部の国立大学はEnglish 12 しか認めてない。 

 

 

科目履修でもう一つ注意したいことは、GPAを気にするあまり、易しそうな科目ばかりに偏ったり、志望学部に関連のない科目ばかりを選択していると、これはこれで問題がある。 入試選考のためのGPAを気にするあまり、自分の意向を無視したり、現地校での学習を犠牲にするなどといった本末転倒が起こらないように留意しましょう。

 

3. 受験までのスケジュールを把握

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・アメリカなどの現地校を6月に卒業するケース

アメリカ型カリキュラムで学習を進めてる生徒は、Grade 11履修までに、TOEFLやSATを受験して、自分のスコアを把握しておくこと。Grade 12が始まるまでの夏休みの間に、目標スコアに限りなく近づいておくことが望ましい。新学期が始まってしまうと、現地校の勉強が忙しくなり、卒業を目標にしなければならなくなるから。

 

4.オーストラリア・ニュジーランドの現地校を11月〜12月に卒業するケース

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2021年11月卒業予定で学習を進めている生徒は、2019年春入学、2019年秋入学あるいは2020年春入学のどれを目指すのかを明確にしておくこと。 2019年春入学を目指すということであれば、在籍時間中に9月以降の入試の準備と現地校での学習を上手に両立させていく必要がある。 帰国時期になるべく入試を集中して受けられるよう、前もって、出願大学について調査が必要。 アメリカ合衆国の現地校卒業のケースと同様に、かなり以前から、募集要項、受験方法、受験時期などを点検しておく必要がある。 オーストラリア・ニュジーランドの大学は、アメリカやカナダの大学と違って、どちらかと言うと、日本人にはなじみが薄い。 その学園生活、滞在方法についてもそうだが、履修科目と登録の仕方など様々な手続きについても十分熟知しておく必要がある。

 

5. 自分の長所を認識する

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親の駐在に伴う形で海外に暮らすことになった帰国生と自ら海外に出ることを選択した単身留学生とでは、問題意識が違うだけではなく、異文化に対する感じ方にもかなり違いがある。 前者で、現地での生活が5年以上に及ぶような場合、また駐在した都市がひとつではなく、複数に及ぶようなケースでは、自分では意識していなくても、異文化適応力が相当高まってることが考えられる。 いつの間にか体験した現地でサバイバルする知恵のようなものが眠っているはず。 ところが、このような駐在で海外にいた留学生は、長い海外生活のうちに日本語能力がかなり落ちているように思い込み、その部分について自信を失っているようなケースもある。 それほど神経質になることはないが、漢字や作文など自分で出来ることをすることが大切。 そして自分の長所を自覚しそれを他者にアピールする力が大切になってくる。

後者のケース、すなわち、自分で海外への単身留学を志し、あえて再び帰国受験の道を選ぶという留学生は、海外に出た理由を志望学部との関連でアピールできるかどうかが鍵となる。 留学が「英語を習得するため」といった漠然とした答えでは、その他大勢の受験者から抜け出ることはできない。 英語力を上げることは留学前にある程度終わらせておくべきもので、海外で2年以上の学習をしてきたのであれば、海外での“科目学習”が“英語学習”と全く異なる性質のものだということ理解できるはず。 あえて自分が日本を離れたのは、どういう目的によるのか、そして現地での学習で、それがどの程度達成されたのか、更に、帰国枠大学受験で当該学部を志望するのはどういう理由によるのか、これらのことが一本の筋となって、試験官ににストレートに伝えることができるか、これが最重要となってくる。

この意味で、大変難しくなるが、形式的な面接練習ではなく、自分の海外体験を自分の内面を見つめ直し自分を再発見する場にする、これから学ぶ大学での推進力としていくような練習が必要。 又、自分の内面を見つめ直し自分を再発見するきっかけにもしたいし、又、何よりも試験官を納得させるような面接練習が必要だ。